このブログはAIを主軸に運営している。記事の構成も文章も、基本的にAIが生成したものを使っている。ではそのとき、自分(人間)はどこまで関わるべきなのか。
ブログを運営していく中で、AIの限界にぶつかる場面があった。その経験をもとに、自分なりの答えを整理しておく。
AIが得意なこと、人間が持っているもの
AIは「書く」のが得意だ。構成を考え、文章を生成し、整えるのは速い。指示を与えれば、それなりのクオリティのものをすぐに出してくる。
一方で、AIが持っていないものがある。経験だ。
「AdSenseの申請でアカウントが重複していた」「stickyヘッダーのCSSを4回修正した」——こういった実体験は、自分にしかない。AIはその場にいなかった。だからこそ、ブログに書く価値がある。
AIに任せられるのは「書くこと」であって、「経験すること」ではない。この区別が重要だと思っている。
失敗談:ロゴがどんどん崩れていった
ブログのアイキャッチ画像を作る過程で、AIの限界を痛感した。
このブログのロゴはChatGPTに作ってもらったSVGデータだ。アイキャッチ画像を作るとき、そのロゴをAIに渡して「このロゴをアイキャッチの左上に入れて」と指示していた。
最初のうちはうまくいっていた。しかしチャットが長くなるにつれて、ロゴが少しずつ崩れ始めた。
試してみたこと:
- SVGデータだけを渡して「このロゴを正しく書いて」→ 正しく書ける
- そのSVGデータをアイキャッチに組み込む指示をする→ 崩れる
- 何度も指示を変えて再生成させる→ やっぱり崩れる
- プロンプトを工夫する→ 直らない
単体では正しく書けるのに、アイキャッチとして組み合わせると崩れる。何回やり直しても同じことが起きた。
解決策:正しく書けていた分岐に戻る
結局、解決したのは「正しく書けていたタイミングで新しいチャットを始める」という方法だった。
チャット履歴を遡り、ロゴが正しく生成できていたターンを見つける。そこから分岐させて新しいチャットを作ることで、崩れのない状態からアイキャッチ作成を再開できた。
この経験で気づいたのは、AIには「持続的な正確さ」に限界があるということだ。チャットが長くなればなるほど、コンテキストが膨らんで精度が落ちていく。特に複雑なSVG描画のような作業では、その影響が顕著に出る。
自分が関わるべき場面
この経験をもとに、自分が関わるべき場面を整理した。
AIに任せていいこと
- 文章の生成・整理
- 構成の提案
- コードの生成・修正
- 定型的な作業全般
自分が判断・介入すべきこと
- 経験に基づく情報の提供(AIは知らない)
- AIが同じミスを繰り返しているときの気づき
- チャットを分割するタイミングの判断
- 完成物のチェックと品質判断
特に「チャットを分割するタイミング」は重要だと思っている。AIの精度が落ちてきたと感じたら、無理に続けるより新しいチャットに切り替えた方が早い。
まとめ
AIで記事を書くとき、人間がすべきことは「書くこと」ではなく「経験を提供すること」と「AIを正しく使うこと」だと思っている。
AIの出力を丸ごと信頼するのではなく、限界を把握しながら使う。崩れが起きたら原因を考え、チャットを分割するなど対処する。
このブログ自体がその実験の記録だ。うまくいったことも、失敗したことも、ここに書き続けていく。